認知症の詩 ~人間はみんな平等だ~ 介護職員より

介護施設で働いています。認知症の方から日々、勉強させて頂いてます。ブログを通じて、認知症の方が今以上に平等に暮らせる世の中を願ってます。

★座ることの大切さ

高齢者介護では「寝たきり」というキーワードがでてくることが多いです。

寝たきりになると体と心にどのような変化がでるのでしょうか?

答えは簡単にまとめると脳機能と筋力、生理的機能が低下します。

 

座ることで寝たきりの防止に繋がります。

座ることの効果は以下のことがあります。

①脳が活性化される。

目でみる情報が増え脳が刺激される。座っている状態では平衡感覚が刺激される。

②筋肉を使う。

姿勢を保つ為に筋肉を使う。

③生理的機能が発揮できる。

食べ物を飲み込む、排泄が楽になる。肺活動が増加する。

 

このように座ることで心と体の機能を向上、維持できるのです。

ただし、高齢者の方々それぞれに適した座る時間があります。2時間を超えると疲労がたまってしまう方もいるでしょう。その結果、食事がとれなくなるなど機能が低下することがあります。

介護者はその方に適した座る時間を考えることが必要です。