★座ることの大切さ
高齢者介護では「寝たきり」というキーワードがでてくることが多いです。
寝たきりになると体と心にどのような変化がでるのでしょうか?
答えは簡単にまとめると脳機能と筋力、生理的機能が低下します。
座ることで寝たきりの防止に繋がります。
座ることの効果は以下のことがあります。
①脳が活性化される。
目でみる情報が増え脳が刺激される。座っている状態では平衡感覚が刺激される。
②筋肉を使う。
姿勢を保つ為に筋肉を使う。
③生理的機能が発揮できる。
食べ物を飲み込む、排泄が楽になる。肺活動が増加する。
このように座ることで心と体の機能を向上、維持できるのです。
ただし、高齢者の方々それぞれに適した座る時間があります。2時間を超えると疲労がたまってしまう方もいるでしょう。その結果、食事がとれなくなるなど機能が低下することがあります。
介護者はその方に適した座る時間を考えることが必要です。