うつ病の薬を飲んでいる高齢者をどうケアしていくか?
こんにちは。
高齢者のうつ病の原因はさまざまです。
喪失体験、老化、脳血管障害、神経物質の栄養不足などが組み合わさって生じます。
症状は心と身体で分けることができます。
●心の不調
・抑うつ気分 ・ゆううつ ・もの悲しい ・興味の低下
・思考力の低下 ・やるきの低下 ・落ち着かない
・いらいら ・午後になると気分が晴れる
●体の不調
・不眠
・食欲不振 ・体重減少
・下痢 ・倦怠感 ・息切れ ・発汗
治療は薬物療法がおこなわれ、抗うつ薬は高齢者でも有効とされています。
どのような薬の種類があるのでしょうか?
・SSRI(商品名:デプロメール、ルボックス、ジェイゾロフト)
抗うつ薬を飲んでいる高齢者に対して介護者はどうケアしていくのか?
ケアその1
副作用が飲み始めに現れやすく注意して観察を行う。
副作用は嘔吐、食欲不振、便秘、睡眠障害、口渇、歩行力低下などが代表的です。
ケアその2
飲酒、脱水は症状を悪化させるのため注意する。
ケアその3
薬物療法を継続しながら、安静にできる声かけや、不眠を解消するケア(日中の活動を無理のないように増やす)などが必要です。また、閉じこもりを防止するケアも必要です。
高齢者の方に寄り添いながら治療のサポートが大切ですね!