★高齢者は孤独なのか?介護者はどう向き合うべきか?
こんにちは。
「孤独」を辞書で引くと「他の人々との接触、関係、連絡がない状態を一般に指すこと」とあります。
私が働いている施設の一部の高齢者の方は1日の中で「孤独」な時間が多いかもしれません。いいかえれば少なくとも人との接触、関係、連絡は1日の中にあります。
ただ、この時間も人との関係に親密度や本人が充実感を感じられなければ「孤独」な時間となるのかもしれません。
人は誰かに必要とされて「生きがい」を感じることが多いと思います。マズローの欲求には「社会的欲求」があり、マザー・テレサも人に必要とされる大切さを論じています。
ここで考えたいのは、介護で孤独が多い高齢者にたいして「生きがい」「充実感」をどのように提供するかということです。
例えば援助で掃除があります。介護者が一人で掃除する場合と介護者と高齢者が一緒に掃除を行う場合は後者の方が高齢者の「充実感」が高いです。いいければ人は「役割」があるとこれが「充実感」「生きがい」に繋がりやすいのです。
無理に「役割」をあたえると「命令された」と感じ。「充実感」「生きがい」に繋がりません。
介護では自然に本人が充実できる「役割」を提供することが望ましいです。「役割」は高齢者同士のグループで自然に発生することが多く、介護者は高齢者同士のグループ化を援助することが求められます。また人間ですから気の合うグループができない時もあり、その時は介護者が高齢者とグループを作ればよいのです。