★良い状態での食事の手伝い方
こんにちは。
介護施設では麻痺や認知症により手が不自由な方に対し、食事を手伝うことがあります。
これらの方にたいして共通することは食事の時間が普通の人に比べ、3倍ほど時間がかかります。
さて、本題ですが、どのようなことに注意すれば、こちらがお手伝いしながら良い状態で食事をとることができるのでしょうか?
●斜め前からスプーンで食事を口元に運びましょう。
前から行うと顎を上げた状態になり、食べ物が気管に入ってしまいます。
●良い姿勢で食事しましょう。
前かがみの姿勢では食べものをこぼしたり、飲み込みにくくなり、腹部を圧迫してしまいます。
●1回の量はスプーンの半分の量で。
スプーン1杯では飲み込みまで時間がかかることが多く、体力を消耗してしまいます。
●ゆっくりと本人のペースで。
飲み込みを確認して、ゆっくりと本人のペースに合わせて行います。
施設では食事が進まない場合、その方を食欲がないと決めつけがちですが、まずはこちらの食事の手伝い方を見直してみましょう。見直すだけで食事が進む場合が多くあります。