認知症の詩 ~人間はみんな平等だ~ 介護職員より

介護施設で働いています。認知症の方から日々、勉強させて頂いてます。ブログを通じて、認知症の方が今以上に平等に暮らせる世の中を願ってます。

熱中症から高齢者を守る 緊急時のケア

こんにちは。

 

いよいよ気温が高くなってきましたね。

この時期、毎年、天気予報やニュースなどで「熱中症に注意しましょう。」と話題になります。

実は熱中症で亡くなる方は高齢者が最も多いそうです。

高齢者の生活を守る為に介護者は「熱中症」の対応を知っておきたいところです。

 

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熱中症とはどのようなことか?メカニズムは?

人間の体は体温調整のメカニズムがあります。たとえば運動や熱い場所(サウナ)などで人間の体温は上がりますが、汗をかくことで体温を下げて調整します。

この体温調整のバランスがくずれると熱中症になります。

夏は気温が高いので熱中症になりやすいのです。

 

熱中症の症状は?

(レベル1)・痙攣

(レベル2)・めまい、頭痛、嘔吐

(レベル3)・体温上昇、意識低下

 

どう対応すればよいのか?

症状がみられたら、涼しい場所へいき、衣類を緩めましょう。これにより熱が身体の外へ逃がしやすくなります。

その後はレベルによって対応します。

 

レベル1・痙攣

ポカリスエットを飲んで横になり休んで頂く。

レベル2・めまい、頭痛、嘔吐

ポカリスエットを飲んで横になり休んで頂く。また足を枕などであげて休む。

※レベル1、2も対応後、回復しなければ救急車を呼びましょう。

 

レベル3

体に水をかけ冷やし救急車を呼ぶ。

※意識低下により水分補給ができません。

 

以上が、介護者ができる対応です。

もしもの時は落ち着いて対応しましょう。

予防として、日ごろ、介護者は高齢者の室温状況の確認や、こまめな水分補給の促しなどの援助が必要です。