★動作分割からその方の自立を支援する。
こんにちは。
介護では、本人のできることを見極めて援助を行うツールとして動作分割があります。
自立を目指し援助を考えるためのツールです。
動作分割とは字のまま、動作を分割する事です。
例えば、施設で朝食を動作分割で考えます。
8時が朝食の時間で5階のお部屋から
3階の食堂へエレベーターを使い移動するとします。
1連の動作を分割すると
①時計で8時と認識する。
②身支度をする
③靴をはく
④部屋を出る
⑤エレベーターに乗る
⑥3階へおりる
⑦食堂へいく。
次にできること、できないことにあてはめます。
①時計で8時と認識する。→できない
②身支度をする→できる
③靴をはく→できる
④部屋を出る→できる
⑤エレベーターに乗る→できる
⑥3階へおりる→できる
⑦食堂へいく。→できる
できないことを検証し援助に繋げる。
時計で8時と認識できないのはなぜか?
その方は時間の認識ができないのか?
視力の問題で時計が見えないのか?
朝と夜の判断ができなくなっているのか?などなど
検証し、改善できれば自立につながります。
是非、現場や家族介護で参考にしてください。