認知症の詩 ~人間はみんな平等だ~ 介護職員より

介護施設で働いています。認知症の方から日々、勉強させて頂いてます。ブログを通じて、認知症の方が今以上に平等に暮らせる世の中を願ってます。

★入浴を拒否される高齢者にたいして~原因を探る~

こんにちは。

高齢者が困っていることの改善=生活の改善=生きる力が向上

これはその家族の幸せ、援助している介護者の幸せに繋がります。

 

今回は入浴を拒否された場合、その原因をどのようにして解明していくかを

私が働いている施設を例にしてご紹介します。

家族介護や訪問介護の方にもご参考になれれば幸いです。

 

~実際の施設でのケース~

Hさま 女性

アルツハイマー認知症 右膝拘縮

 

この方は認知症、右膝拘縮があります。

(障害をもつ前)は入浴はとても好きで毎日お風呂に入っていたそうです。

 

施設では毎回、入浴の拒否がみられます。

原因は何でしょうか?

 

介護業界では入浴拒否は以下3つの事が原因として多くあるそうです。

①以前、入浴で苦い経験をしている。

②人前で裸をみせたくない。

③そもそも入浴する習慣がない。

 

 

~対策~

過去の介護記録を精査したところ、この方は①以前、入浴で苦い経験をしていました。援助の際、右膝に負担がかかり痛みが生じていたのです。

入浴が苦痛なものになっていたのです。

 

そこで、職員で話し合い援助方法をかえて右膝の負担を和らげました。

 

~結果~

 援助拒否は少なくはなりましたが、0ではありません。

 

まだまだ、対策をたてないとなりません。

日々、奮闘します。

 

~まとめ~

入浴はくつろぎを提供するもの。

しかたなしに習慣として行うことではありません。

どのようしにてくつろぎの時間を提供するかが大切です。